サッカーは健康面で良いこと尽くし?!

サッカーはこの世界で最も多くの人に行われているスポーツの一つであり、エネルギッシュで面白いスポーツであることはよく知られています。サッカーは、観戦しても楽しい、プレイしても楽しいだけでなく、身体的および精神的にも健康に良いとされています。

ではここで、サッカーが健康上どんな効果をもたらすのか?についてご紹介します。 

心肺機能の強化:どんな速度でも90分間走り続けることは、かなりのスタミナを必要とします。そのため、ほとんどのサッカー選手の有酸素運動能力は高く、散歩から短距離走まで、すぐにスタミナを回復して、何度でも繰り返し走ることができます。

心血管疾患の予防:サッカーの1試合あたり、プレイヤーは平均的に5~7キロを走ります。ウォーキング、ジョギング、ランニングを繰り返すことで、心拍数が保たれ、心肺機能を高めます。継続的に運動することは、心臓を強化し、心臓発作のリスクおよび血圧を下げ、そしてカロリーを消費することにも役立つのです。

体脂肪の減量/筋肉強化:サッカーは、筋肉と心臓の両方において様々な形で働きかけるため、脂肪燃焼に非常に優れたエクササイズです。サッカーでは、遅筋と速筋の両方の筋繊維を使うので、筋肉の増強と脂肪の燃焼が促進されます。さらに、有酸素運動と無酸素運動のエネルギー経路を切り替える必要があるため、一般的に、他のスポーツよりも多くのカロリーを消費します。

サッカーをプレイする上で、下半身の強さは、キック、ジャンプ、タックル、ひねり、回転などに必要であり、瞬発的なスピードを生み出すための基礎となります。また、ボールを守る、相手を抑える、スローインなどには、強靭な上半身が必要であり、これもプレイパワーにつながります。つまるところ、サッカーは体全身を使って力をつけるスポーツなのです。

骨の強化:加齢に伴い、骨密度は低下していきます。ところがサッカーでは、体重をかけて繰り返し体を動かすことで、骨格を強化できます。サッカーで体力を維持することは、生涯にわたって骨を健康に保つ上でとても効果のある運動となります。

サッカーでは、歩き、ジョギング、短距離走などの動きを切り替し、それぞれの動きをどう組み合わせるかが重要です。ドリブル、ターン、パスなど、速度や方向を変えながら行う複雑な動きは、体の動きの組み合わせる力を発達させます。また、ボールを蹴ったり、人からパスを受けたりすると、手と目の連携がうまくなります。ドリブルコンテストでは、手と目をうまくシンクロできればできるほど、有利になるのです。

運動をする目的は、人それぞれであることが多いですが、モチベーションを高めてくれる人と目標を共有することは、誰にとっても有益なことです。試合で身につけた理念は、日常生活にも生かされますし、チームメイトとの仲間意識は誰にも負けません。スポーツだけでなく、日常生活においても、他の人と協力して目的を達成する能力は、非常に価値あるものなのです。

サッカーはスピード感があり、瞬時に判断しなければならないため、集中力や粘り強さ、自己管理能力なども養うことができます。一見、試合の流れが悪くなったように見えても、選手たちは常にエリアを意識しながらパスし合って、相手が攻撃してくるエリアを守っているのです。